「レオパのエサについて」(レオパードゲッコー/ヒョウモントカゲモドキの飼い方)

 こんにちは。

 ぱちこです。

 今回は、レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)の

「エサ」

について、紹介します。

 レオパの餌は、基本的には

「生きた虫」

です。

Contents

餌用コオロギの大きさ(生き餌)

 野生では、虫を食べてるそうなので、飼育下でも、虫を食べさせてあげるようになります。

 ショップで餌用として、

 「コオロギ」

が売っています。

 サイズやコオロギの種類もいくつかありますが、基本的には、

 「レオパの頭より少し小さいくらいの大きさ」

であれば、問題ありません。

コオロギの良いところ(メリット)

【1】手に入りやすいです。

 爬虫類が売っている店では、大体売っています。

 値段も、全然高くないと思います。

【2】飼育がしやすいので、管理しやすいです。

 飼育者によっては、餌用コオロギを飼育して、繁殖させて、増やす人もいるそうです。

【3】栄養面で、調整しやすいです。

 コオロギを飼育すると、必然的に野菜を食べさせることになるので、レオパが間接的に野菜を食べることになります。

 例えば、カルシウムを多めにあげたければ、カルシウムが多めの野菜をコオロギに食べさせたり、他のビタミン等を与えたければ、コオロギに食べさせる野菜を変えれば良いです。

生きたコオロギをあげる際に気をつけること

【1】コオロギは、アゴが強いので、レオパを咬みます。

 レオパのケージに放置すると、レオパの事を咬む事があるので、レオパがケガをしたり、レオパがコオロギの事を怖がったりしてしまいます。

 餌として食べさせるときにだけ、ケージに入れましょう。

 また、餌としてコオロギをあげるときは、頭を潰してからでも良いでしょう。

【2】後ろ足が長いため、レオパが飲み込むときに、喉を傷つける事があります。

 後ろ足は、ちぎっておいた方がいいでしょう。

【3】共食いすることがあります。

 コオロギも生きているので、しっかり餌をあげないと、共食いします。

 片付けも嫌な気分になりますし、腐ったら、衛生的にも良くないので、管理しましょう。

冷凍コオロギ

 冷凍されたコオロギが販売されています。

 長い後ろ足が取られている物がほとんどだと思います。

 解凍して食べさせるだけです。

冷凍コオロギの良いところ(メリット)

【1】冷凍されていて、食べるときに、必要なぶんだけ解凍すればいいので、管理が非常に楽です。

【2】長い後ろ足が取られている物がほとんどなので、レオパが安全に飲み込めます。

冷凍コオロギの悪いところ(デメリット)

【1】生きたコオロギなら、野菜を食べさせて栄養満点にしてから、レオパに食べさせられますが、冷凍コオロギは、凍る前に何を食べたか、よくわかりません。

 冷凍コオロギは、死んでるので、野菜を食べさせることが出来ないため、「カルシウム」や「ビタミン」の粉を振りかける必要があります。

 とりあえず、「カルシウム」だけは不足してはいけないため、カルシウム粉は振りかけましょう。

冷凍ヨーロッパイエコオロギ(SMサイズ)100匹 クール便代込

乾燥コオロギ

 乾燥させた保存できるタイプの餌用コオロギもあります。

 使ったことが無いので、詳しいことはわかりませんが、管理は楽だと思います。

人工餌、レオパゲル

 レオパは飼いたいけど、虫が苦手な人が多いと思います。

 そんな人のために、人工餌の「レオパゲル」が販売されています。

レオパゲルの良いところ(メリット)

【1】虫の見た目ではなく、チューブから出した「練り餌」のようなものなので、気持ち的に抵抗は無いと思います。

【2】匂いが良いのか、食いつきがいい。

 個体差はあるかもしれませんが、よく食べるように研究されているので、食い付きやすいです。

【3】チューブに入ってるので、管理が楽です。

【4】栄養面は、バッチリです。

 カルシウムやビタミンなど、バランス良く配合されているので、これをあげていれば大丈夫です。

【5】糞が臭くなりにくいです。

 糞の臭いを抑えるように研究されています。

レオパゲルの悪いところ(デメリット)

 そんなに思いつきませんが、強いて言えば、虫よりも値段が高い事です。

  1パック:60g、1180円

です。

キョーリン レオパゲル 60g ×3(まとめ売り)

カルシウム不足にさせない方法

 餌用の虫を食べさせてあげるだけでは、栄養が不足します。

特に、

 「カルシウム」

が不足することによって、

 「クル病」 

という病気になってしまいます。

 クル病は、カルシウムが不足した状態で骨が成長することで、変形して骨が形成される病気で、一度かかると、治りません。

 かわいいレオパの体が、変形して、治らなくなります。

 十分にカルシウムを与えることで防げるの病気なので、絶対に不足させないようにしましょう。

 逆に言えば、カルシウム不足させるような飼い方で買う人は、飼い主失格です。

 カルシウムを補うために、

 「ダスティング」

という方法で、カルシウムを餌と一緒にあげます。

カルシウムのあげ方(ダスティング)

餌のあげ方ですが、

「餌用の虫」

に、

「カルシウムの粉」

をまぶせば良いのです。

 これを

「ダスティング」

と言います。↓

 写真の真ん中のやつです。

 メーカーは色々あるそうですが、どれでも良いと思います。

(ちなみに、左側のは、レプラーゼと言って、腸内細菌を増やすものです。)

 レプラーゼは、無くても良いかもしれませんが、健康でいて欲しいので、一応与えています。

 右側のは、マルチビタミンです。

 これも、栄養が偏らないようにするために、与えています。

 とにかく、「虫」を餌にするときは、真ん中のカルシウムだけは、必ず振りかけて与えるようにしましょう。

 カルシウムの粉は、こんな感じです。

 ショップの方に聞いたのですが、カルシウムの粉は、 

 「ビタミンD3」 

が入っているものは、吸収率が高いので、逆に与えすぎないようにしましょう。

 カルシウムの吸収率が高く、必要以上に骨が形成されて、これまた変形してしまうことがあるそうです。

 「ビタミンD3入り」のカルシウム粉をあげる頻度は、ショップの店員に確認するといいと思います。

 粉のふりかけ方ですが、生きている虫に粉を振りかけるのは難しいと思います。

 蓋がある入れ物に、「虫」と、「カルシウムの粉」を入れて、シャカシャカと振れば、虫の体全体に粉が付きます。

ポゴナクラブ 爬虫類牧場パウ 炭酸カルシウム 152g

まとめ

 飼育下では、レオパの餌は、毎回同じようなものになってしまいます。

 同じものばかりだと、栄養が足りなくなったり、偏ったりします。

 レオパに限らずですが、生き物を飼うということは、命を預かることで、責任が伴います。

 ケージの中にいるレオパは、飼い主がくれる餌でしか生きることができないので、栄養面でしっかりと管理してあげましょう。

 栄養面が過不足することによる病気は、防ぐことができますので、ずっと健康でいてもらいましょう。

GEX EXOTERRA カルシウム PT1815 粉末カルシウム 90g

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