マルシンの
「MK1・アサシンズ」
を使いやすいように、実射性能、消音性能、使いやすさ、外観など、フルカスタムします。
下の写真は、購入時のMK1アサシンズ(HW )です。↓
マルシン・MK1の問題点
①マルシンのMK1 全体に言えることですが、とにかく
「トリガープルが重すぎる」
事です。
固定ガスガンだから仕方がない部分もありますが、マルゼンの固定スライドガスガンのように、初速を保ちつつもトリガープルが軽くなるように研究されているものもあるので、改善しなければいけない部分だと思います。
②「弾道が不安定」です。
ホップチャンバー周りは、昔よりもだいぶ改善されていますが、トリガープルが重いこともあり、精密射撃は難しそうです。
③トリガーを引いて発射すると、発射音以外に、「パチン」という、内部でハンマーがプラスチックに当たる音がします。
無駄に重すぎるハンマースプリングのせいで、無駄な音をたてています。
サプレッサーが付いている今回のようなモデルは、銃口からの発射音以外の無駄な音は抑えたいところです。
これらの問題点も、今回のカスタムで改善していきたいと考えています。
カスタム①(ボルトの変更により外観カスタムする方法)
外装を変えます。
純正だと、ボルトがブラックに、一部分だけシルバーに塗られています。
ニッケルのシルバータイプと交換して、ボルトを完全にシルバーにします。
下の写真は、純正のボルトで、一部分だけがシルバーに塗られています。↓
ニッケルのシルバーと交換しました。
個人的には、一部分だけしるに塗るよりも、思い切って全部シルバーにしたほうがカッコいいと思います。↓
カスタム②(リアサイトの交換する方法)
純正のリアサイトです。
シンプルに、ちょこっと乗っていて、これも好きなのですが、高さ調整等はできません。
実戦向きに、調整できるタイプに交換したいと思います。↓
Mk1のブルバレルタイプのリアサイトと交換しました。
横に押し込んでずらせば、交換できます。↓
狙ってみると、こんな感じです。
高さ調整ができます。↓
カスタム③(サプレッサー内部カスタムにより消音性能を上げる方法)
サプレッサー内部のカスタムをします。
分解は、六角レンチでネジを回して、サプレッサーを抜き出せば、簡単に外れます。↓
分解してみると、プラスチック製のバッフルと、スポンジが配列されています。
形状は、いかにも減音しそうな造りです。
良いですね、本当、こういう構造、好きです(笑)。
プラスチック製のバッフル一式を抜き出してみました。
欲を言えば、このバッフルが金属製だともっと嬉しいですが、まあ、すごくいい構造なので、構いません。↓
斜めから見てみました。↓
惚れ惚れします。(笑)
定番のカスタムですが、これに、ウレタンスポンジを追加して、隙間を埋めます。↓
こんな感じです。↓
KM企画の、フェザーウエイトサイレンサー用の特殊吸音材をハサミで切って加工して入れました。↓
スポンジがびっしりです。
元々あるバッフルと合わさって、良い音になるはずです。↓
逆の手順で組み込めば、サプレッサーのカスタムは完了です。↓
カスタム④(インナーバレルの交換により初速を上げる方法)
インナーバレルを交換します。
短いインナーバレルのタイプなので、少しでも初速を上げるために、KM企画から出ているタイトバレル、
「TNバレル」
と交換します。
バレルがタイトなので、発射ガスが効率よく弾を後ろから押すことで、初速を上げます。
後で紹介するカスタム方法の一つで、ハンマースプリングを交換する予定なのですが、これによりどうしても初速が下がってしまいます。
アサシンズ用の短いインナーバレルなら、尚更です。
初速を維持するために、タイトバレルを使います。
カスタム⑤(ホップパッキンカスタムにより飛距離アップする方法)
ホップパッキンをカスタムします。
ノーマルだと、ホップの掛かりが弱いです。
ホップの掛かりを強くするために、ホップ調節ネジを回しても、「点」で上から抑え込むため、安定しません。
ホップを安定させるためには、「面ホップ」(長掛けホップ)にします。
最近のマルシンのMK1は、元々付いているホップパッキン自体が、面になっているはずなので、ホップパッキンを交換する必要はありません。
上からマスキングテープ5〜8枚を切って重ねて、ホップパッキンの上に入れます。
これにより、ホップパッキンを面で押すことができます。
ホップパッキンを面で押すことにより、弾に安定した強い回転を掛ける事ができます。
マスキングテープを厚く入れすぎると、弾詰まりの原因になるので、調整して下さい。
カスタム⑥(ハンマースプリング交換によりトリガープル軽減方法)
一番の問題点である、ハンマースプリングを交換します。
「ソフトスプリング」や「ライトトリガースプリング」等、様々な名称で、店頭や、ネットで販売しています。
これに交換することで、トリガープルがかなり軽くなり、トリガーフィーリングが良くなります。
カスタム⑦(落ちすぎた初速をマガジン調整により上げる方法)
ハンマースプリングをソフトスプリングと交換することで、ハンマーがガスのバルブを叩く力が弱くなります。
これにより、初速が落ちます。
これを防ぐために、マガジンのガス放出口を、旧タイプの大きな穴のものと変えるなり、放出口のリング(筒)を大きなものに変える事で、ガスの放出量が大幅に上がります。
ただし、強いハンマースプリングのままのカスタムや、インナーバレルが長い状態でのマガジン加工は、確実に法定初速を超すので、絶対にやめてください。
今回については、
・インナーバレル(ショートタイプ)
・ソフトスプリングに交換
を併せてやるので、法定初速を超すことはありません。
他のカスタムと併せてすること前提でお願いします。
カスタム完了後のレビュー
カスタム完了しました。
実射したところ、トリガープルは、かなり軽くなり、使いやすくなりました。
トリガープルが軽いので、今までの重いトリガーを引くことによるガク引きが、ほとんどなくなりました。
発射音については、ハンマーの打撃音はかなり小さくなり、ガスの放出音のみですが、これは、サプレッサーにより減音できています。
ただ、バッフルがプラスチック出てきているせいか、発射音は小さいものの、少し高い音がします。
金属製のバッフルだったら、もう少し低い音になりそうな気がします。
弾道については、素直にまっすぐ飛んでいます。