タナカのコルトパイソン(旧ペガサス)の
「シリンダー回転不良」
を直します。
タナカのコルトパイソン(旧ペガサス)は、トリガーを引いても、シリンダーが回転せず、発射できないことがあります。
コルトパイソンRモデルは、しっかりスムーズに回転するんですけどね。
今回は、これ↓

タナカ・コルトパイソン8インチ(旧ペガサス)を修理します。
中古で購入しましたが、既にトリガーを引いても動きませんでした。
直してあげましょう。
Contents
シリンダー回転不良の原因
まず、シリンダーが回転しない原因を見ていきましょう。
下の写真のように、ピンクの矢印で示した部分が、
「シリンダーストップ」
と言って、シリンダーの回転をストップさせるパーツです。
本来は、シリンダーが回転する際に、このパーツが下に下がって、シリンダーが回転します。
しかし、今回は、このパーツが下に下がらないので、シリンダーの回転をストップさせてしまっているのです。

下の写真、トリガーを引いても、
「シリンダーストップ」
が、下に降りきっていません。
少しは降りているのですが、
・降りるのが遅い
若しくは、
・降りる量が少ない
ため、回転させたいはずのシリンダーを「強制的にストップ」させてしまっています。
このせいで、シリンダーが回転しないことがわかりました。

下の写真の、多分「ハンド」というパーツだったと思いますが、シリンダーを回転させるためのパーツです。
トリガーを引くと、このパーツが上に上り、シリンダーを回転させます。
それと同時に、シリンダーストップが降りて、回転を邪魔しないようにする「はず」なんですけどねえ。
今回は、「シリンダーストップ」が降りてくれません。

シリンダー回転不良の修理方法
今回の修理は、かなり簡単です。
分解しませんので。
この「シリンダーストップ」に、少しだけ手を加えます。
ほんの少しだけ低くなってもらえたら、回転するような気がします。
削ってみましょう。↓

そのまま、ヤスリで、ほんの少しだけ削りました。
本当に少しだけです。
「1mm」
くらいだと思います。
削り過ぎは厳禁です。
これで、シリンダーストップの高さが低くなったので、シリンダーストップが降りるのも少しだけ早くなると思います。
写真は、削りカスで汚いですけど、後できれいにします。
「削った」ことが、わかりやすいようにしました。↓

修理後
修理後、シングルアクション、ダブルアクション共に、快調です。
しっかりと作動しました。
旧ペガサスのコルトパイソン、シリンダー回転不良は良くあります。
たったこれだけで、使えるようになるのなら、中古で安く買って、直して使うのも良いですよ。