マルゼン・ワルサーP99(FS)集弾性能アップカスタム

 マルゼンの固定ガスガン(FSガスガン)である、

   「ワルサーP99」

の集弾性能を向上させるカスタムをします。

カスタムパーツ、KM企画・TNバレル(ワルサーP99FS用)

 マルゼンワルサP99(FS)用のTNバレルが、KM企画から販売されています。  

  ○値段:3000+税

  ○長さ:99mm

  ○内径:6.04mm

 このバレルと、純正のインナーバレルを交換することで、

 ○弾がインナーバレルを通過する際の摩擦が減る

 ○バレルの内径も6.04mmと狭いことで、若干初速も上がる

ようです。

TNバレルの付け方

 マルゼン・ワルサーP99です。

 分解から始めます。↓

 赤い棒で示した箇所に、ピンが刺さっているので、細い棒を当てて、ハンマーで軽く叩くと、抜けます。

 今回の分解に必要なピンは、2本あるので、2本とも抜きます。

 まずは1本目、「フレームピンL」です。↓

 2本目のピン、「フレームピンS」です。↓

 反対側から見たところです。

 ピンをハンマーと細い棒で抜き出したところです。

 ここまで飛び出したら、ペンチで、挟んで抜いちゃいました。↓

 スライドを外します。

 ちょっとだけ引っかかるような感覚がありますが、ほぼ真上に外します。↓

 銀色の金属を外します。

 ネジが8本留まっているので、8本全て外します。↓

 ネジの大きさが違うので、バラバラにならないようにしましょう。

 私は、広いテーブルのうえで、ネジをこのままでの位置関係で置いておきました。

 うまく、混ざらないようにしましょう。↓

 銀色のパーツを外します。↓

 インナーバレル一式を外します。

 黒色のパーツの部分ごと、斜めに引き出せば、外れます。↓

 銀色のU字型の留め具を外します。

 ペンチで、押し込めば、外れます。

(インナーバレルに多少傷がつくと思いますが。)↓

 外すと、こんな感じになります。↓

 銀色のパーツとスプリングも外します。

 前の方にスライドさせれば外れます。↓

 ホップチャンバーの銀色のU字型の留め具が2つあるので、ペンチで押し込んで外します。↓

 こんな感じになります。↓

 ホップチャンバーは、モナカ構造で、縦にパカっと割れます。↓

 こんな感じです。↓

 ホップパッキンを外します。

 よく見ると、内部に、ホップ用の突起があります。↓

 インナーバレルを交換します。

 上の金色のバレルが、純正の物。

 下の銀色のバレルが、TNバレルです。↓

 ホップ窓の形状が違います。

 TNバレルの方は、ホップ窓が丸く穴が開います。↓

 組み立てですが、金色のホップ調整用のネジを忘れずに組み込んで、ホップチャンバーを組み立てます。↓

 インナーバレルを組み込んだら、ネジ穴の位置が合うようにして、銀色のパーツを組み込みます。↓

 組み立てて、試し撃ちして問題なく発射できれば、完了です。

タナカ・コルトパイソン・スネークアイズのレビュー

 タナカワークスのペガサス式ガスガン、

  「コルトパイソン・スネークアイズ」

をレビューします。

スネークアイズの基本データ

○発射方式:ガス、シングルアクション、ダブルアクション

○装弾数:12発

○初速:57〜58m/s

○重さ:638g

○金額:29800円

スネークアイズの外観レビュー

 スネークアイズの、外観から見ていきます。

 スチールフィニッシュのメッキで、黒くピカピカ光っています。

 バーディングラインもしっかり消されていて、非常に美しく仕上がっています。

 反対側からも撮影してみました。↓

 グリップはプラスチック製だと思います。

 黒色のスチールフィニッシュのコルトパイソンに、白色のグリップがよく似合っています。

 本体の左側です。↓

 本体の右側です。↓

 グリップも非常にきれいに出来ています。

 サイコロの目が描かれています。

 グリップ右側は、トランプの絵が描かれています。

 ギャンブルの事はよく分かりませんが、強いカードなんですかねえ。

 エアガンとして、きれいなグリップです。

 本体のグリップ下部に、「EYES144」と刻印されています。

 グリップだけでなく、本体もスネークアイズオリジナルのようです。

 手が込んでいますね。↓

 サイドプレートには、コルトの刻印がされています。

 タナカのスネークアイズは、コルトパイソンRモデルなので、サイドプレートが金属製になっています。↓

 アウターバレルには、

   「SNAKE EYES」

と刻印されています。

 フロントサイトは、オレンジ色になっていて、見た目もきれいですし、素早く狙いやすいです。

 実際に狙ってみると、こんな感じに見えます。↓

タナカのペガサスシステムの良いところ、悪いところ

 タナカのガスリボルバー、

   「ペガサスシステム」

についてです。

 タナカのガスリボルバーは、ガスタンクがシリンダー内部に入っています。

 他のメーカーのガスリボルバーは、グリップ内部にガスタンクが入っています。

 タナカのこのような構造について、

   ○良いところ

   ○悪いところ

を挙げたいと思います。

【良いところ】

①ガスタンクをシリンダー内部に入れることによって、ガスの効率が非常に良くなります。

 シリンダーに入っている弾を、シリンダー内部のガスタンクから、ほぼ直接ガスを吹き付けて発射するので、無駄なガスを使いません。

 ですから、初速が高くなる傾向があり、安定した発射につながります。

 最近のタナカの製品は、パワーが高くなりすぎないように抑えられているようです。

②ガスタンクがシリンダー内部にあることで、銃本体の構造を、限りなく実銃に近い構造にすることができます。

 それにより、スミス&ウエッソン、コルト、スタームルガー等のメーカーによるトリガーフィーリングのリアルな違いを楽しむことができます。

③グリップ内部にガスタンクが無いため、細身のグリップや、実銃用のグリップを付けることができます。

【悪いところ】

①シリンダー内部にガスタンクがあるため、薬莢を使ったリアルなアクションが出来ません。

②初速が高くなりすぎる事です。

 昔のタナカのペガサスは、初速が非常に高く、1J(ジュール)を超えるものもあり、危険でした。

 しかし、現在は、かなり初速を抑えているようです。

スネークアイズの使い方

 スネークアイズの使い方を説明します。

 シリンダーを開けます。

 黄色い棒で示した、「ラッチ」という部分を、後ろに下げます。↓

 ラッチを後ろに下げながら、シリンダーを左側(写真だと手前方向)に押し出します。↓

 シリンダーを開いた状態です。

 これで、弾とガスを入れます。↓

 ガス注入口は、シリンダーの後ろにあります。

 薬莢を模した部分に、一つだけ「GAS」と書いてある穴があります。

 ここに、

  「付属品のガス注入ノズル」

を差し込み、更にそこにガス缶を差し込んで、ガスを入れます。↓

 ガス注入口は、ここですね。↓

 弾は、前から入れます。

 弾を入れるローダーも付属品で付いていますが、手で1つずつ穴に入れても良いと思います。↓

 あとは、撃つだけです。

 ダブルアクションなら、トリガーを引けば、そのまま弾が発射されます。

 シングルアクションなら、ハンマーを起こして、トリガーを引きます。

 どちらも、シリンダーがカチッとしっかり回っています。

 シリンダーが回らなかったり、トリガーが引けなかった旧式のコルトパイソンとは全然違い、確実に作動します。

 信頼性がすごく高くなりました。

感想

 非常に出来が良くて、美しい製品だと思いました。

 バーディングラインも無いですし、メッキもきれいですし、細かな場所にも刻印がされていますし。

 作動の方も、しっかり作動して、弾が出る、素晴らしい出来だと思いました。

 見た目がきれいなのと、限定品という事で、外でサバゲー等で使うのは、少しもったいないですね。

 観賞用に飾ることにします。