タナカ・ルガーP08・レビュー・カスタム方法

 今回は、

「タナカワークスのルガーP08」

を紹介します。

 バレルの長さ等にバリエーションはありますが、今回は、

  ○6インチ・マリーネ

  ○8インチ・アーティラリー(ランゲラウフ)

を紹介します。

WE ルガー LUGER P08 6インチ ネイビー NAVY ガスブローバック ハンドガン フルメタルパーツセット.BK.

実銃のルガーP08について

 ・口径:9mm

 ・全長:220mm

 ・銃身長:102mm

 ・重量:870グラム

 ・使用弾薬:9✕19mmパラベラム弾

 ・装弾数:8発

 ・シングルアクション

 実銃は、元々、「ボーチャードピストル」を、「ゲオルグ・ルガー」という人が改良した物です。

 自動拳銃としては極めて古いものです。

 ルガーの製造には、熟練した者が手作業で各パーツを調整しながら、一丁ずつ組み立てており、違う個体のルガー同士ではパーツの互換性が無いそうです。

 また、部品数も多いため、戦場での砂ホコリや泥に弱く、分解にも専用の道具やネジ回しが必要なため、軍用として屋外で使用するには問題が多かったようです。

 ルガーの原型となる銃は、1983年に完成し、1904年に改良された物がドイツ海軍に、1908年にドイツ陸軍に正式採用されています。

 1938年には、ワルサーP38に軍の正式採用の座を譲っています。

 ルガーは、独特のメカニズムや、造形美等から、第二次世界大戦で戦ったアメリカ兵の間で、非常に人気がある戦利品でした。

 現在でも、コレクターの間では高値で取り引きされています。

タナカ・ルガー箱の開封と、マガジン保管方法

 箱です。↓

 箱は、シンプルですが、カラフルなパッケージよりも、この古い感じが逆に高級感があるように感じます。

 箱を開けたところです。

 通常は、箱の中にマガジンを収納する場所が無く、銃本体に収めていないと、箱に入りません。

 マガジンを銃本体に入れるには、一度スライドをコッキングをして、内部のハンマーを上げないと、マガジンが入りません。 

 つまり、マガジンが銃本体に収まっている時は、常にハンマーが上がって、スプリングが縮まった状態になります。

 私は、銃内部のハンマーが上がったままなのが嫌なので、発泡スチロールをくり抜いてマガジン収納スペースを確保して保管しています。

タナカ・ガスガン・ルガーP08・6インチ(マリーネ)レビュー

 ・値段:29500円(税抜)

 ・装弾数:15発

 ・初速:約85m/s

です。

 箱から出しました。

 全体的に、スリムです。

 ヘビーウエイトバージョンなのですが、重さは軽いです。

 このロングバレルが、カッコイイですね。↓

 動く「トグル」部分です。↓

 このトグルが、折れ曲がって、上に跳ね上がります。

 まるで、「尺取虫」のようです。

 「DWM」製の刻印がされています。

 実銃だと、DWM社で作られた物に刻印されているのですが、それがしっかりと再現されています。↓

 マズルフェイスです。↓

 しっかりとライフリングが再現されおり、リアルです。

 フロントサイトも高めで、カッコいいです。↓

 ホールドオープンしたところです。↓

 トグルが動き、次弾を装填します。

 弾切れしたときには、自動でこの状態になります。

 他のブローバックには無い動きですね。

 この動きが、「シャクトリム虫」と言われる由縁です。↓

 トグルをオープンして、上から見たところです。↓

タナカ・ガスガン・ルガーP08・8インチ(アーティラリー/ランゲラウフ)レビュー

 ・全長:320mm

 ・全高:140mm

 ・重量:700g

 ・装弾数:15発

 ・金額:34100円

 外観です。

 8インチのバレルは、約20cmもあり、ハンドガンとしては、かなり長い部類だと思います。

 バレルに、「タンジェントサイト」が付いており、実際に動かして調節することができます。

 距離によってサイトを調節して、遠距離でも狙うことができます。

 実銃では、「砲兵用」として使われ、これで遠距離の敵軍とも戦っていました。

 反対側からです。↓

 ホールドオープンした状態です。↓

 こちらも、トグル部分には、しっかりと「DWM」社で作られた刻印が再現されています。↓

 タンジェントサイトです。

 元々、カービンやライフルを持たない「砲兵用」なので、ハンドガンでも遠距離に対応できるような装備です。

 距離に応じて、サイトを調節することができます。↓

 タンジェントサイトには、数字でメモリが付いています。

 どの距離でどのメモリにするかは詳しくわかりませんが、調節ができます。↓

 実際にサイトを覗いて狙ってみると、このように見えます。↓

 サイトが小さく、精密に狙えそうですが、とっさに狙って撃つのは少し難しそうです。

 実際は、遠距離ようなので、十分でしょう。↓

 銃自体が細身でスラッとしているので、長さがありHW(ヘビーーウエイト)製のわりには、重さは軽めです。

 しかし、HW(ヘビーウエイト)の質感といい、銃の出来栄えといい、非常にクオリティの高い商品だと思います。

 コレクションとして飾るには十分な出来栄えです。

タナカ純正ルガーP08用木製グリップ装着カスタム

 タナカワークス純正の木製グリップを付けてみました。

 値段は、

    ・8500円+税

です。↓

 開封しました。

 ウォルナットの木製でしょうか。

 しっかりとチェッカリングしてあります。↓

 実際に装着してみると、本物の木で出来たグリップと交換することで、更に高級感が増します。(実際に、グリップは8500円と高かったのですが)

 チェッカリングもしてあり、滑らず、非常に握りやすくもなりました。

 木で出来ているから、全然滑らなくて、しっかり握ることができます。↓

 ホールドオープンした状態です。↓

タナルガーP08・ROBIN FOOD(ロビンフッド)のスチール製トリガーカスタム

 タナカ・ルガーP08は、全体的に、かなりいい出来なのですが、トリガーにバーディングラインがあって、ちょっと残念です。

 きれいな、別売りのパーツを組み込む事とします。

 ROBIN FOOD(ロビンフッド)製のスチール製トリガーを組み込んでみました。↓

 写真が分かりづらくてすみません。

 青みがかった色になっていて、きれいなんです。

 バーディングラインもありませんし。↓

 反対側から↓

 タナカ・ルガーP08の説明書通りに、ここまで分解します。↓

 トリガーを外す方法ですが、横から引っ張ってスライドさせれば、バネと一緒に外れます。

 外れた純正トリガーとロビンフッド製のトリガーを交換して、バネを付けた状態で横からはめ込めば、完了です。↓

 実際に、ルガーに付けてみると、ぱっと見は分かりづらいのですが、青みがかって、ピカピカしており、非常にきれいです。↓

 ルガーを全体的に映すと、こんな感じです。↓

ロビンフッドからは、ステンレスバージョンや、他にも、細かいパーツが出ているので、色々組み込んでみると、更に高級感が増すと思います。

タナカルガーP08・ROBIN FOOD(ロビンフッド)のスチール製ロッキングボルト・カスタム

 ロビンフッドから出ている、ルガーP08用の外装カスタムパーツの

   「ロッキングボルト」

を組み込みました。↓

 青みがかった、ブルースチールの色で、すごくきれいに仕上がっています。

 これを、ルガーP08に組み込んで、外装を少し美しくしたいと思います。

 ここまでは、説明書にも書いてあるので、ここまで分解します。

 ロッキングボルトは、このままの位置で、抜き出します。↓

 銃の右側から、ロッキングボルトを押し出せば、少し硬めですが、抜けます。

 細いピンも一緒に抜けてしまいますが、無くさないようにして下さい。

 ロビンフッドのロッキングボルトを、銃の左側からはめ込めば、完了です。

 こんな感じなります。

 少しわかりづらいですが、よく見ると、青みがかって、非常にきれいです。

 細かいパーツですが、美しい銃には、少しお金掛けても、更に美しくなってもらえたらと、個人的には感じます。↓

バリエーション・まとめ

 これだけリアルなのに、ギシギシいわずカッチリとしているので、サバゲーで使ってもよし!飾ってもよし!です。

 タナカワークスが販売しているルガーにはバリエーションがあり、他に、

・4インチバージョン

・8インチバージョン

・スチールフィニッシュバージョン

・スチールジュピターフィニッシュバージョン

・ルガーP06

などがあります。(他にもあるかも)

 更に、海外製ですが、「WE 製」でもルガーのガスガンがあります。

 タナカの商品は限定品が多く、通常バージョンの商品も一度売り切れると、なかなか再販しないので、新品が出たら購入することをオススメします。

 タナカのルガーは、HWバージョンの

「4インチ」や「8インチ」は、現在でも色々なお店で、新品を販売しているのを見かけますが、特に「6インチ(マリーネ)」は、なぜか数が少なく、新品をなかなか見ないので、欲しい方は、新品があれば、購入することをオススメします。

(ヤフオクなどで中古品を見ることは多いので、中古でも良い方は、それでも良いかと)

WE ルガー LUGER P08 6インチ ネイビー NAVY ガスブローバック ハンドガン フルメタルパーツセット.BK.

東京マルイ・M1911コルトガバメント〜メイプルリーフ飛距離アップカスタム〜

 電動ガンに撃ち負けないハンドガンを作ろうと思います。

 東京マルイの

  「M1911・コルトガバメント」

に、メイプルリーフから出ているカスタムパーツを組み込んで、飛距離をアップさせます。

メイプルリーフ・クレイジージェットバレル

 クレイジージェットバレルは、バレルの先端が二重構造になっており、発射された弾の周りからエアーが吹き出て、バレルから出た直後の初速の落ち込みを防ぐ効果があるそうです。

 クレイジージェットバレルの外観です。

 バレルの出口が二重になっているのがわかります。

 この隙間から、エアーが吹き出て、弾がバレルから出ていく瞬間の空気抵抗を減らす(?)とか。

 バレルから出て、ほんの数センチの世界でしょうが、軽い弾にはその数センチのスタートが大切なのかもしれませんね。↓

 正面からです。↓

メイプルリーフ・MRホップパッキンの付け方

 飛距離を上げるためには、ホップのバッグスピンをより強く掛けて、弾の浮力を上げる必要があります。

 メイプルリーフのホップアップパッキンは、ゴムの硬度ごとに色に分けられて、摩擦の強さが選べます。

 今回は、比較的強めの回転が掛かる、硬めの

   「MRパッキン」(青)

を使用します。↓

 純正の黒色のホップアップパッキンを外して、このMRパッキンをインナーバレルにはめ込むだけですが、こんな感じになります。↓

 拡大して撮影しました。↓

メイプルリーフ・M1911用ホップチャンバーの付け方

 ホップアップチャンバーも、メイプルリーフの物と交換します。

 対応メーカーは、

  ・東京マルイ

  ・WE

  ・KJ

です。

 今回は、

   M1911用

を使用します。

 純正よりも精度があるそうですし、メイプルリーフのインナーバレルやホップアップパッキンを使うなら、併せて使いたいところです。↓

 色も派手目です。

 気分的にも、「カスタムした」という気持ちになります。

 塗装されていますが、金属製でカッチリとしています。

 ホップパッキンを硬めのものと交換すると、純正のホップチャンバーだと、しっかり締まらずに、隙間が空いてしまうことがあります。

 カスタムホップチャンバーを使用して、カッチリと締まることを期待します。↓

 ネジ2つ締まっているので、外します。↓

 ネジを外したら、左右にパカッと分解することができます。↓

 カスタムしたホップパッキンと、インナーバレルを組み込みます。

 写真で撮りづらかったので撮っていませんが、ホップパッキンとインナーバレルを組み込む際、溝があるので、ホップパッキンの突起部分が溝にキッチリハマるように入れてください。

 まあ、これはやってみればわかります。↓

メイプルリーフ・ホップレバーの付け方

 ホップレバーも、メイプルリーフののもと交換します。

 純正のものとどう違いがあるかというと、ホップパッキンを上から抑える部分の面積が広いので、より強く摩擦を掛けることができます。

 それにより、弾に対して強い回転を掛けることができます。

 左側が、メイプルリーフのホップレバーです。

 右側が、純正のホップレバーです。

 U時に曲がっている部分が、メイプルリーフの物の方が広いですね。↓

 ホップレバーの突起を、ホップ調整ダイヤルに引っ掛けます。

 これをやらないと、ホップの強さを調整出来ませんし、まともに回転も掛かりません。↓

 すみません、写真を撮り忘れたので、違う銃の内部とパッキンの写真になってしまいますが、同じ構造なのでこちらの写真を参考にして下さい。

 ホップレバーを組み込むと、こんなふうになります。↓

 あとは、分解と逆の手順で組み立てれば、作業完了です。

飛距離アップカスタム実射の感想

 サバゲーで使ってみました。

 飛距離は明らかに上がりました。

 試射した時は、夏場でガスが気化しやすい状況でしたので、秋や冬の季節ではまた変わってくると思います。

 0.25gの使いました。

 撃ってみると、ノーマルでは、水平で飛距離は3、40mくらい飛び、落ちていきました。

 カスタム後は、50m水平に飛び、その後弾が浮き上がるような弾道になりました。

 ハンドガンで、そこまでの距離で相手に当てることができるかといえば、かなり難しそうですが、弾数に余裕があれば、セミオート戦の場合なら、電動ガン相手にも撃ち合う事は十分できると思います。

M1911ガスブローバック・寒さ対策

 寒くなってきた時期でも、ガスブローバックを使いたい時に役に立ちそうなカスタムパーツを見つけました。

  「KEMUSHI」(約1300 円)

というパーツで、文字通り「毛虫」みたいな見た目をしています。

 これをガスブローバックのマガジンの中に入れることで、

  ○低温時の作動安定

  ○ガス圧の安定

  ○初速の維持

ができるようです。↓

 開封してみると、金属の棒に、台所スポンジのようなもの、リングとバネが一つになったパーツが入っています。

 早速、カスタムパーツを組み込んでみたいと思います。↓

ガバメント系のマガジンに組み込むやり方

 M1911のマガジンにカスタムパーツを組み込みます。↓

 マガジン下部に、六角ネジがあるので、外します。

 外すと、これだけで分解出来るので、全て外します。↓

 左の棒が、マガジン内部に入っている「純正の棒」で、右側がカスタムパーツです。↓

 これは、このままでは組み込むことができないので、一度分解します。↓

 4つのパーツでできています。↓

 まずは、金属製の棒を、マガジン下部のパーツに差し込みます。

 この金属製の棒は、私のマガジンの場合は、純正の棒の方が組み合わせが良かったので、純正の棒を使いました。↓

 金属製の棒を差し込んだあとに、上からスポンジ?を差し込みます。↓

 スポンジの上から、金属製のリングを入れます。↓

 更にその上から、付属のバネを入れます。↓

 あとは、マガジンを元通りに組み立てれば完了です。

 マガジンを組み立て終わったら、ガスを注入して、ガス漏れの有無を確認しましょう。

 これで、寒い時期でも少しはガスブローバックが使いやすくなるはずです。